今回は、社会人の英語積み上げ学習として、「英文解釈」を取り上げます。
英文解釈は、一文を正確に訳すことが必要であり、文の係りを把握するためにも英文法の知識が求められます。前回のブログにて「英文法」の学習について書きましたが、この学習を踏まえて「英文解釈」の学習をしました。
学生時代、英文を日本語に訳すとき、後ろから訳すことが当たり前のようにしてきました。
テストで与えられた問題に回答するのでしたら、特に問題はないかもしれませんが、まとまった英文を読みこなすには、後ろから訳すのは効率が悪く、前から訳すのがよいのは、頭では分かっていても、実際できませんでした。
前から訳すことを意識のは、以前のブログでも取り上げましたが、この本がきっかけでした。
「英文標準問題精講」 原 仙作 著 、中原道喜 補訂(旺文社)
この本は、第Ⅰ編(初期10日間)、第Ⅱ編(中期10日間)、第Ⅲ編(後期10日間)に分かれていて、実際解いてみたのは、第Ⅰ編の”基礎問題と研究・訳文”のみです。問題自体、私大・国公立大の難関校レベルで難問が多いです。この本で参考にしたのは、特性要因図のように文章を分解している点です。文の係りを理解するのにこの方法は大変参考になりました。また、前から訳すのに係りを把握しながらできるようになったのも、この本がきっかけでした。
しかし、この段階では文章を分解する作業はできても、訳を仕上げることまではできていませんでした。
英語積み上げ学習において、土台部分を固めるには文の係りを理解して、訳を仕上げることが必要となります。
そのための教材として、この教材を選びました。
「入門英文問題精講」 竹岡広信 著 (旺文社)
- 学習期間:2021年10月~12月
- 使用したノート:A4大学ノート3冊分
この問題集を選んだ理由と感想
- 過去問も含め問題数が72問と、多すぎず少なすぎずのボリューム。
- 解説が非常に丁寧。→実際に問題を解いてみてここを知りたい、思った点をズバリ解説してくれていて、独学される方には適しています。
- 「精講」の項目で、実際に文章の係りが説明されていて理解しやすい。
著者は予備校の講師としては、有名な方のようです。
どのように活用したか
実際の作業内容を簡単ですが、まとめてみました。
実際に作ったノートの一例です。
この問題集を1冊終えたことで、文の係りを把握するためのコツがようやく理解できてきましたが、多くの英文に当たって慣れないと感覚がつかめませんので、引き続き多くの英文に当たって、英語力アップを図っていきます。
問題集の選び方、ノートの作り方など、少しでも参考になればとの思いで記事にしました。
最後まで、お読み頂きありがとうございました。