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【読書】ただの「読書」から「理系読書」へ意識的に変えて自分への成果につなげる

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暑い日が続きますが、朝晩は少しずつ涼しくなってきました。これからは「読書の秋」にふさわしい季節がやってきます。

せっかくお金と時間を使い読書をするであれば、本から得るものが欲しくなります。

そこで今回、理系の思考を取り入れた読書法についての本をご紹介します。

 
 

本を読む目的から逸れず、完璧に読まない

全ページを隅から隅まで読もうとしない。
 
自分が必要とするところだけを読む。一般的に本の中には著者だけしか経験できない環境や境遇が書かれている箇所も多く、読者が理解できないケースもあります。
 
本を読む目的、言い換えると本から何を得たいのか、この点を踏み外してしまうと、本をただ単に通しで読むことが目的になってしまいます。
 
さらに完璧に読もうとすると、時間もかかります。
 
時間をかけようとすると、集中力が続かず飽きてしまうことも。
 
長い時間をかければよいものではなく、本から得たい内容が見つかったとき、その本の役目は十分果たしたと言えます。
 
 

本を読むことで何を解決したいのかを絞り込む

1冊の本の中から、たくさんのことを吸収したい。本に情報を求めすぎると、知識だけを吸収するだけになってしまいます。
 
本を読む前に、自分は何を解決したいのか。大量の砂の中から砂金を見つけ出すように、解決したいことを絞り込むことで、本を集中的に読むことができてきます。
 
 

絞り込みたいことを見つけるために必要なこと

本を読む前に「全体像」をつかんでおくことが必要になってきます。この「全体像」をつかむことで、著者の言いたいこと、自分が解決したいことに焦点を当てることが可能になります。
 
「全体像」をつかむために、次の点を押さえます。
①本の目次 ②著者の経歴 ③出版された時期
 
次に本を読み進めるとき、ただ文字を追うのではなく、主語と述語に注目します。英語では、主語と述語の語順が明確ですが、日本語の場合、修飾語が間に入ることで論点がぼやけてしまいがちです。主語と述語に注目することで、著者が何を言いたいのかがはっきりしてきます。
 
著者の主張したいことが分かったとき、今度は自分のこれまでの人生経験と重ね合わたうえで、その主張が自分の解決したいこととに結びつくのかを考えます。単に、著者の主張を鵜呑みにするだけでは、知識だけが増えるだけで問題解決にはなりません。
 
 

本の内容を実践することで唯一無二の経験を得る

この本のタイトルの中にある「理系読書」という言葉は、理系で行われる仮説をもとに実験を行うという思考法が軸となっています。
 
従って、実験のごとく自ら実践してみる。実践した結果、当初考えていた結果が得られることもあれば、予想外の結果になることも出てきます。
 
どんな結果になったとしても、全て自らの経験となるものです。経験は他人ではなく、自分の言葉でしか語れないものです。自分の言葉で語るとき、知識が消化され納得したものに変わります。実践は、本を読んでから期間が空きすぎると、モチベーションが下がってしまうので、期日と得たいことを明確にしておきます。
 
 

評価をしてから次の本へ進む

1冊の本を読み終えて、別の本を読む。その前に読み終えた本の評価が重要です。
 
ただ単に読んだだけでは、せっかく使った時間とお金が無駄になってしまいます。本から得られたこと、実践したことを評価して効果を検証します。
 
評価は実践したことによる自己評価と相手の評価で行います。評価により良かった点、改善すべき点が浮き彫りになります。
 
この評価から次に読むべき本の方向性が出てきます。
評価することで、これまでの行動を振り返ることにも繋がります。
 
 
理系思考を取り入れた読書で、価値ある1冊の本にしていきましょう。
 
 
最後まで、お読みくださりありがとうございました。