所感

主述関係を意識することが勉強理解の手助けとなる

 ●手段が目的化してしまう落とし穴

 これは勉強に限らず、仕事においても言えることかもしれません。
例えば、「来週、会社でプレゼンがあるから資料をまとめよう。」と意気込んで、最初に資料作成にとりかかり始めた時、「最終目的は相手に趣旨を理解してもらい、予算の確保や取引先との次の仕事を進めていく。」
このようなことを考えながら、資料を作っていくのですが、次第に資料のレイアウトや言葉使いが気になり始めて、最終目的が何だったか、見失うことがあるのではないでしょうか。
(本来の目的)
「相手に趣旨を理解してもらい、予算の確保や取引先との次の仕事を進めていく。」
(手段)
「パワポ資料をきれいに仕上げて、相手の理解を促進する。」
資料のレイアウトや言葉使いが気になり始めた時点で、手段が目的化してしまう落とし穴にはまりつつあると言えます。注意しないと、時間を無駄にしてしまうリスクが高くなります。
 また昨日、ブログで「ボイルの法則」と「シャルルの法則」について、手書きノートの一部をアップしました。
(本来の目的)
「これらの法則を踏まえて物理を理解し、特許明細書の背景知識を読み解く。」
(手段)
「自分が理解しやすいように、自分なりの言葉で書き図解する。」
 何気なく多色を使い、きれいに切り貼りすることばかりの意識が強くなってくると、手段が目的化してきている可能性があります。

 これら2つの事例は、いずれも私自身が陥りやすいことを書いたものです。無理に暗記などをしようとして済まそうとすると、苦痛でやる気が失せてしまいます。このとき私が意識したことの1つが、「主述関係を意識する」ことです。

 ●主述関係を意識する

 「主述関係」と言うと何か難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「主語と述語は何か。」これをを意識するだけでも、勉強理解の手助けになることを「ボイルの法則」と「シャルルの法則」を事例として書いてみます。

・ボイルの法則:一定量の気体の体積は、圧力に反比例する
主語=気体の体積、述語=反比例する
・シャルルの法則:一定量の気体の体積は、絶対温度に比例する
主語=気体の体積、述語=比例する

 共通の主語は「気体の体積」であり、どちらの法則も「気体」を話題にしています。

 ここを押さえておく必要があります。私は以前勉強した際、「圧力?体積?絶対温度?」「曲線と直線の2種類あるの?」単に定義を調べて、ノートに貼り付けただけで済ましていました。なので熱力学において再出したとき、当時の記憶がほとんどなく、改めてまとめ直す必要がありました。当時の勉強のやり方では、頭が混乱するだけで自分が納得出来ませんでした。なのでノートをまとめながら、次のことを意識しました。

 どちらの法則も、
「共通の主語である、気体を話題にしている。」
気体の体積がどう変化するか、圧力や温度の点から定義している。」

 この点を意識するだけでも、何も考えず暗記しようとして頭が混乱しなくて済む、

 今回ノートをまとめながら感じました。

 大人になってからの勉強ですので、「テストで高得点を取る」などのきっかけがない分、自分で意識しながらの勉強が必要になってきます。

物理基礎の勉強を通じて、ほんの一例ですが実際に私が感じたことを書いてみました。